皆さまにとって木々や草花とはどのような存在でしょうか。
近年は住宅が立ち並び、昔よく見たような山や雑木林は少なくなりました。
それだけ自然と触れ合う機会は減少しています。

庭とは生活に自然を取り入れる仕組みです。
人間は生き物ですので、日常生活の中に緑があると心が安らぐものです。

一方で造園とは、木々や草花を人間の手で植え、綺麗に整える行為です。
自然からしてみれば”不自然”な営みとも言えます。

プロの庭師の仕事というのはこの不自然さを感じさせずに、心が安らぐ空間を作りだすことだと考えております。

花房庭園の職人の仕事の良しあしは、作業だけでは決まりません。
熟練の卓越した技術があることを前提に、お客様に「この職人に頼んでよかった。」「木々やお庭を見ると気持ちが落ち着く。」と仕事が終わった後も感じていただけるかどうかも重要なのです。
庭はお客様の日常の中で、当たり前に存在する空間の一つなのですから。

私たちは皆さまにとって最善の提案をし、そして最高の造園をいたします。
もしも私たちとのお仕事に繋がらなかったとしても、お客様にとって一番良い提案をすることで何かお役に立てれば、きっと巡り巡って自分たちに帰ってくると考えております。自然とはそういうものです。

皆さまにとって身近な相談相手となれるよう努めて参ります。